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『MAGNETAR UDP800 / UDP900』 感動と衝撃!ハイエンド流儀の本格ビデオプレーヤーで超新星日本上陸
頼れるUHDブルーレイプレーヤーとして人気を集めたパナソニックDP-UB9000(Japan Limited)が生産完了となったのが、いまから約3年前のこと。以降、リーヴォンのUBR-X200がアナログ音声出力を備えた最後の砦となったわけだが、これも昨年、生産が打ち切られ、市場から姿を消してしまった。
事実上、通常のオーディオシステムにアナログ音声で接続できるビデオディスクプレーヤーは存在せず、史上最高レベルのAV的なクォリティを約束しているUHDブルーレイの再生には、HDMI入力を備えたシステムが不可欠となってしまった。
時代の流れといってしまえばそれまでだが、アナログ接続で音声が再生...
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超短焦点プロジェクター向け耐外光スクリーン キクチ「Stylist SPB-UT」。色鮮やかでメリハリの効いた映像表現。テレビ感覚でリビング大画面を実現
昨今、家庭用テレビの大画面化が進み、最近では70インチを超えるような大画面テレビが手頃な価格で登場し、人気を集めている。反面、画質を重視すると、まだまだ一定の出費が強いられるし、搬入の制約で諦めざるを得ないケースも少なくない。
そこでお勧めしたいのが、プロジェクターとスクリーンによる大画面鑑賞だ。映画に限らず、ドラマ、スポーツ、音楽ライヴと、等身大で描き出される映像は、まさにスクリーン再生の醍醐味。特に手軽に使える様々なタイプの4Kプロジェクターが各社から登場したことで、家族が集うリビングでも100インチクラスの大画面投影が考えやすくなった。
ひとつ問題があるとすれば、それは部屋を暗くし...
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ステレオサウンド オリジナルソフトの魅力を語る 名盤ソフト 聴きどころ紹介54/南沙織『シングルコレクション』SACD
青春時代が蘇り、懐かしい気分にさせてくれる。シングルカット計31曲は文句なしのクォリティ
私と同じ時期に、青春時代を過ごした人たちにとって、憧れのアイドルだった南沙織。たとえ彼女の歌をリアルタイムで聴いていなくても、その名前だけで、ひと時代前の人気アイドルと認識できる人は多いだろう。
日本のアイドルの草分け的存在であることは間違いないが、デビュー前から通っていたインターナショナルスクールを5年かけて卒業したり、大物外国人俳優を相手に、直接、インタビューを試みたり、はたまた人気絶頂期、学問に専念(上智大学に復学)するために、あっさりと芸能活動を引退したり、一般的に知られる“アイドル”のイメ...
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デノンの中核AVセンター2モデルを7.1.2構成でじっくり聴き比べる。持ち味は異なるが、魅力十分のムービーサウンドだ【HiVi流『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』最高再生術】
世界のAVセンター市場を牽引するデノンのプレミアムラインとなるAVR-X3800HとAVR-X4800H。いずれも同社の売れ筋モデル、つまり稼ぎ頭となる主力モデルだけに、上級機の開発で培った技術、ノウハウが積極的に投入され、その内容は実に豪華だ。
両モデルともに“お得感”のあるモデルであることは間違いないが、その詳細を注目していくと、「こんなことまで……」と驚かされる部分が少なくない。いずれも内蔵アンプは9ch仕様(2ch駆動時の定格出力はそれぞれ105W×2と125W×2)、プロセッシング能力は最大11.4ch。4系統のサブウーファーは、すべて同じ音を出力する「スタンダード」と、各サブ...
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ネット動画の音質を飛躍させるHDMI対応の高音質プリメインアンプ!ヤマハ『R-N2000A』
《ネット動画の絶品再生ー実践的再生プラン》
テレビとシンプルに連携。HDMI対応プリメインアンプの活用
インターネットを介した各種音楽ストリーミングサービスやハイレゾ音源の対応はもとより、FM、MM方式アナログレコード再生までデジタル、アナログを問わず、いま我々を取り巻く多彩な音源にサポートし、ヤマハ自慢の高品質なサウンドで再生することを目指した、ネットワークレシーバーR-N2000A。
写真からもおわかりのように、音楽の躍動をダイレクトに感じさせるレベルメーターを活かした繊細かつ無駄のないデザインは、同社の高級プリメインアンプ、A-S1200、A-S2200に通じるもの。さらに前面パネ...
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圧巻のスケール感と臨場感!この感動の音こそ大画面にふさわしい。ソナス・ファベール『オリンピカ・ノヴァ Ⅰ 』
《ネット動画の絶品再生ー実践的再生プラン》
高画質・大画面テレビの両脇にふさわしい音響システムを考える
大画面テレビの横に、“気の利いた”スピーカーを設置して、映画、ドラマ、音楽ライヴと、好みの映像配信サービスと存分に楽しんでみたい。さらに将来、ネット配信でも珍しくなくなったサラウンド収録のコンテンツまで、サポートできるシステムに発展できないだろうか。
最近、こんな相談を受けることが多くなったが、最新の動画配信のクォリティからすれば、大画面の高画質再生に止まらず、もっといい音で楽しんでみたいと考えるのは当然のこと。AVセンターについてはマランツのCINEMA 50のように、最先端の機能性...
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スピーカーが見事に連動し、空間を一体で鳴らす。驚異的な明瞭度の高さと響きの生々しさに驚く!Marantz『AV10+AMP10』
【実験目的】“マランツのAVセンター史上最高のパフォーマンス”を標榜するAV10+AMP10。国産モデルとしては初めてとなるグレードでの本格セパレートタイプであり、最先端の技術と熟練の技、そして圧倒的な物量を注ぎ込んだ自信作だ。私自身、昨年末、川崎にあるマランツ視聴室でそのサウンドに触れ、素性の良さはすでに確認しているが、以来、1つのことが頭から離れない。もう、お察しだろう、「山中湖ラボにこの2モデルが加わったら、いったいどんなサウンドが描き出されるのだろうか」。ステレオ2ch再生、7.1.6再生、さらにはそこにフロントワイドチャンネルを加えた9.1.6という未知のサラウンド再生と、時間...
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ネット動画の音響品位が大きく向上。DACの持ち味を引き出すアイテムに注目!GeerFab Audio『D.BOB』
《ネット動画の絶品再生ー実践的再生プラン》
昨今、テレビのネット対応が標準化しているため、テレビ内蔵のアプリで、動画配信サービスを楽しんでいる方がすくなくないだろう。アプリ視聴は現在、最もポピュラーで、使い勝手も良好。1台完結型ならではの安定感があり、総じてストレスが少ない。
現在、日本で販売されている大手メーカーの直視型テレビについては、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXT、DAZNなど、主要なサービスをサポートしている。反面、機種によっては未対応のサービスがあり、テレビの1機能となるため、当然ながらプロジェクターなどの他の表示機器による視聴は不可能。
こ...
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ソナス・ファベールから登場した一体型スピーカー「OMNIA」。音楽サブスクからテレビまで軽やかかつ力強く鳴らす【藤原陽祐の『実験@山中湖ラボ』】
<実験目的>連載企画『実験@山中湖ラボ』の第2回は、ソナス・ファベールのOMNIA(オムニア)をリビングルームで入念に試してみる。私がリビングルームのオーディオシステムに求めるのは、日常の生活の中で、音楽ストリーミングサービスがいい音で快適に楽しめて、なおかつテレビと連携して、音質の不満を解消してくれること。そしてもうひとつ、その存在を主張しすぎず、ほっとくつろげる心地よい時間を過ごす、という思いを満たしてくれるオーディオだとありがたい。昨今、各社から登場している無線LAN機能を備えた、一体型オーディオシステムなどが有力候補となるが、素直に欲しい! と感じる製品は皆無に近い。果たしてOM...